美学

2002年5月31日
日記で書くのと、小説という形にするのと、どっちがいいのかなぁ、と考えていたのだが、結局日記にした。どうも小説にするには、生々しすぎる感があるのだ。

実は、わたしは独占欲が強い。とても。
好きな人なら、傍において可愛がっていたいなぁ、って思うし、その人の行動範囲を広げる手助けをしつつも、実際にそうなっていくとなんとなく寂しいと言うか、おいてけぼりにされた気分を味わったりもする。
好きな人のために、っていう思いと、好きな人と一緒にいたいわがままの、矛盾で時々苦しんだりもする。
それで、そういう状況に陥っている自分を思い出すだけで、恥ずかしさのあまりドーバー海峡にれっつダイブ、なんてなる(笑)。真夜中に、「死人も飛び起きるような悲鳴」だってあげられるかもしれない(笑)。

なるべく、そんなことは表に出したくない。
できることなら、パーフェクトなまでにさらっとしていたい。
ひとつのことにぐちゃぐちゃぐちゃっと固執するのは、とてもかっこ悪いと思うのだ。こだわる、というのとはまた違う。
そんなかっこ悪い姿、好きな人には見せたくないし、他の誰にもさらしたくない。
それが、わたしの美学だ。
もちろん、完全になくすことは無理だろう。ただ、少なくとも、うまいことつきあっていけたらいいなぁ、と思う。自分の感情とは特にね。

友人に、「自分のこと愛してないね」って言われた。
正にその通り。
愛していないというか、わたしがわたしに不信感を持っている。
だから、愛せない。
そして、友人にそんなことを言わせてしまうわたしの態度。あぁ、情けないったら。
昔にくらべたら、はるかにわたしはわたしのことを好きになっているし、愛してはいる。だけど、程度がまだきっと低いのだ。
コンプレックスの塊で、でもそれをいいわけにはしたくない。そんなみっともない真似はできない。

美学、美意識の問題。
人によっては、嫉妬心剥き出しにすることもあるけれど、そうなった時の自分の顔を想像したら、とてもじゃないけれど正視できない。
絶対、醜悪な顔をしているに違いないのだ。

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