秘密

2002年6月30日
ある友人に、わたしに好きな人がいることを話した。
彼女は、目を丸くして、わたしに確認をした。
そしてわたしはそれに対して頷いた。
多分、彼女はとても驚いたのだろう。
しばらくの間、頭が真っ白になったような顔をしていた。
だけど、彼女はわたしのそれをけっして否定しなかった。
ぎゅっと抱きしめて、「がんばれ、応援してるよ」と言ってくれた。
すごく、嬉しかった。
いろいろ、聞きたいことがあったんだろうな、と思う。だけど、何一つ聞かないで(「誰が」「誰を」好きなのか、という確認だけだ)、許容してくれた。
まったく、こんな人たちに愛されているわたしはとても幸せものだ。

彼女にこの秘密を打ち上げながらも、わたしはこれが「ほんとうの恋」であるかどうかを疑っていた。
もしかしたら違うのかもしれない、と。
それはいつも、怖さと安堵感のセットで考えている。
それでも彼女に告げたのは、知っていてほしかったからなんだと思う。誰かに話したかったのかもしれない。
否定されることも拒絶されることも想像することなく、話してしまったのは、もしかしたらそういう理由だったのかな。まだよくわからないけれど。

昨日の苛立ちは、今日はなかった。
あの人を不快にさせなくてよかった、と思う。
しばらくは会えないけれど、その先にある「ご褒美」のためには、それすら我慢しないと。

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